●細目ねじ---- 並目より細かいピッチ(山と山の間隔)で、振動による緩み止めが大きな目的です。
　　・並目ねじと細目ねじ使い分けのポイントは、
　　　　並目ねじ--------　一般品（指定ない場合はこの規格となります）
　　　　　　　　　　　　　　　(例M12=p1.75)　標準品による経済性・締付作業性
　　　　細目ねじ--------　ゆるみ密さ微調整を必要・肉薄による強度不足
　　　　　　　　　　　　　　　並目より細かい(緩みとめ）(例M12=p1.25)


・溶接ナットは、ウエルドナットとも呼ばれ、専用機械により、金属鋼板に密着固定させます。
　　形状としては、座面に突起物を設けてのプロジェクションタイプ
　　と座面に突起物がないタイプ等下記のようにあります。
・現在市販流通品はＪＩＳ規定品ではなく、規定以前の業界規格商品です。


●形状と特長

　?六角溶接ナット
　　　・1A形(パイロット付)
　　　・1B形(パイロット無)
　　　・1F形(市販なし)
　?四角溶接ナット
　　　・1C形(パイロット無)
　　　・1D形(パイロット無)
　　　・その他(パイロット付)
　?Ｔ型溶接ナット
　　　・F形(ダボ無し)(パイロットなし)(オチアイ製)
　　　・B形(ダボ付き)(パイロットなし)(オチアイ製)
　　　・1A形パイロット付 ダボ付
　　　・2A形パイロット付 ダボ無
　　　・1B形パイロット無 ダボ付
　　　・2B形パイロット無 ダボ無
　?丸形溶接ナット


●材質
　鉄 、ステンレス、チタン製

●ねじ山の種類
　・ＩＳＯ ねじ(表記M)---- 一般品（指定や記載が無い場合はこのです）
　・ウイットねじ(表記W)-----ぶねじ(インチ呼称)とも言い、建築、設備等一部で流通

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●その他用語
　・プロジェクション溶接---母材にプロジェクション（突起）を設けることにより、
　　　　　　突起にのみ電流が流れて、ナットねじ山部分の熱によるひずみ発生を抑える。
　・パイロット(PL)付---溶接ナット等にあり中心部の位置決め用ガイトのこと。
　　　　　　　パイロット部分を下穴に入れナットが、ずれない様にして溶接します。
　・ダボ付----溶接ナット等にサイドにある位置決め用ガイトの為の突起(ボッチ)のこと
　・フランジ(ツバ)---帽子のひさし部の様なでっぱりで座面陥没や緩み止め目的。
　・左ねじ---通常の右ねじと逆の左廻り(反時計廻り)に廻した時ににその人から遠ざかるねじ。
　・平径(２面幅)-----六角又は四角のまっすぐな所どうしの間(径ｘ約1.5倍)
　・ピッチ----隣り合う、ねじ山とねじ山の間の距離。