ねじに関する情報
様々な種類のねじがありますが、いったいどれを選んだらいいのか分からない方や、もっとねじのことについて詳しく知りたい方向けの情報を掲載しています。
ユニクロメッキ 白錆24hr
ごく一般的なメッキの代表です。正しくは光沢クロメートメッキ。耐食性は有色クロメートより劣ります。
下地に電気亜鉛メッキを貼りフッソ化物を含んだ溶液でクロメート処理を施します。クロメート被膜はシルバー色です。
皮膜の主成分はクロム酸クロムで組成割合の低い処理剤で光沢を得たもので、青銀白色ですが、その組成割合によって、色調は変化する
光沢クロメート / 青(白)色クロメート / 白メッキ / 光沢クロメート処理(1種)
クロメートメッキ 白錆24hr
ユニクロと並んでごく一般的なメッキです。一般的に単にクロメートと言った場合、有色クロメートを指します。
下地に電気亜鉛メッキを 貼り、その上に化成処理であるクロメート処理を施します。
皮膜の主成分はクロム酸クロムで、その組成割合によって、色調は変化する、塗装の密着も良い。
近年環境問題で六価クロムを使用している関係で実質このメッキは対応不可となります。
有色クロメート / 有色クロメート処理(2種)
ニッケルメッキ 白錆48hr
装飾用に広く用いられるメッキで、表面は銀色~やや少し黄色味がかった輝く光沢を持ちます。
耐食性と外観を向上させる為に、下地に銅メッキや下地用ニッケル メッキを貼り、その上に光沢剤入りのニッケルメッキを貼ります。
ニッケルめっきの特性はめっきを2層3層と重ねると、防錆、防食が増していきます。
この特性をいかして、ねじ・自動車部品・精密部品、など数多く使われています。
ただし、空気中でわずかに変色するので、美観の保持に役立つクロムめっきを利用されることもある。
一般ねじの標準品は下地用銅メッキ+ニッケル メッキ。
(銅下ニッケル)
無電解ニッケル 白錆24hr
溶液中での還元反応を 利用して品物の表面にメッキ金属を析出させる処理法です。
ニッケルとリンの合金メッキで、ニッケルメッキと同様な仕上がりですが、メッキ厚が均一で袋状のような複雑な形状の細部にもしっかり付着することから、特に精密機械の部品に使われます。
また非金属にもメッキでき、加えて多くの機能的特性、電気的特性、物理的特性が評価されて、様々な分野で利用されている。
カニゼンメッキ(商標名)
クロームメッキ
通称ガラクローム。正しくはクローム3号メッキ(研磨加工なし品)。一般にはクロームメッキと呼ばれており、ピカピカして冷たくシャープな感じで、最も金属感のあるメッキです。クロームは灰色がかった白色の金属で、磨くと高度の光沢が得られ、まためっき表面が硬く耐磨耗性、耐食性、耐熱性、密着性に優れています。
ガラクロームメッキとして市販されている、ねじの標準品は2種類あり、ニッケル メッキ+クローム3号メッキの場合と下地用銅メッキ+ニッケル メッキ+スズコバ(クローム代用)がある。
ガラクローム(クローム3号)
バフクローム
美観をさらに向上させるためメッキ前にバフ研磨をかけ、素地の表面を滑らかにしてから、クロームメッキを施します。外観を重視した装飾用メッキとして利用され、光沢は最良で鏡面の様なシルバー色に仕上ります。一般ねじでは、一部つまみねじを除いては、その都度の対応が多く、一般標準品としては在庫はしてない。
クローム2号メッキ
コバルト
クロムめっきの代替めっきとして広く使用されています。すずとコバルトの合金被膜で、皮膜が白色光沢で、わずかに青みがかっておりコバルトが増加すると黒味を帯びる。クロムより柔らかく耐磨耗性では劣ますが、耐変色性は良好で、量産が安価で可能です。ツマミ、スイッチなどの音響部品、事務用品、装飾品などに使われています。市販品のねじとして、スズコバを一般的にクロムめっき品てして販売されている所も多くあり、用途に応じて確認が必要である。
スズコバメッキ / スズコバルトメッキ / 錫コバルトメッキ
ステンコート処理 白錆1000hr
亜鉛-ニッケル合金メッキのジンロイの上に光沢クロメート処理をして、その上に無色透明の防錆コーティング剤のKコートを施します。 見た目も耐食性もステンレスのようになるので「ステンコート」と呼ばれています。黒色の「ブラックコート処理」もあります。 ステンレスの焼き付防止用コート処理と混同されやすいので注意が必要です。
ステンコート(ジンロイ+Kコート)
真鍮
電気めっきの下地にニッケルメッキを貼り、その上に黄銅を貼ります。黄銅は銅と亜鉛の合金です。金と色合いが似ているので、これを代金メッキと呼ぶ人もいますが、金と比べて黄色っぽい色です。装身具、照明器具、雑貨などに使われています。
黄銅メッキ(真鍮めっき)
本金
電気めっきの下地にニッケルメッキを張り、その上に本物の金を張ります。金は錆びませんので、価値ある装飾品にも利用されています。また金は装飾以外に電気や熱を良く通す為、電気部品に良く使用され、特に電池の接点などには、金めっきよりも厚くつき、均一電着性に優れている、硬質金めっきが施される。
本金メッキ
代用金
電気めっきの下地にニッケルメッキを貼り、その上に黄銅よりも銅の比率が高い銅と亜鉛の合金を貼ります。黄銅メッキに比べ赤みがあり、より本物の金に近い色合いに仕上ります。
代用金メッキ
グリーン(緑色クロメート) 白錆72hr
電気亜鉛メッキ後、リン酸系の溶液でクロメート処理をすると自然と緑色になります。亜鉛+クロメートのメッキの中では最も 耐食性が良好です。密着性が良く、塗装下地用にも使われている。
オリーブメッキ(グリーンクロメート)
BC(黒色クロメート) 白錆48hr
通称 アエン黒メッキとも呼ばれています。下地に電気亜鉛メッキを貼り、硝酸銀などを含んだ溶液でクロメ ート処理をすると黒色になります。 比較的安価に黒色のメッキができるため広く利用されています。 耐食性は有色クロメートや光沢クロメートより劣ります。「酢酸系」と「燐酸系」があり、「酢酸系」は仕上がりは綺麗ですが 耐食性が悪く、「燐酸系」は耐食性は良いが色が悪い。 弊社の物は酢酸と燐酸を混ぜ、中間をねらっています。
アエン黒 / クロクロメート
黒ニッケルメッキ
下地用ニッケルメッキを貼り、その上にニッケルメッキを貼り、さらに その上に黒色の亜鉛-ニッケルの合金メッキを貼ります。めっき直後の皮膜はもろくて光沢がないため、一般的には膜厚2μm以下でラッカー仕上げをしたものが、利用されています。耐食性はニッケルメッキとほとんど同等です。
黒ニッケル
黒クロームメッキ
重厚な漆黒調の色調が得られます。下地用ニッケルメッキを貼り、その上にニッケルメッキを貼り、さらに その上に黒色のクロムメッキを貼ります。 タコ掛けと呼ばれる1本づつ吊す方法でメッキをします。そのためコスト高です、耐磨耗性に乏しいので、磨耗を伴う部品には不向きですが、耐食性は良く塗装などほかの黒色化に比べて、耐久性のあるめっきです。
黒クローム
パーカー処理
表面を化学的に処理して皮膜を生成させる代表的な化成処理の方法で、「黒染め」及び「パーカーライジング」の総称で「黒染め」は四酸酸化鉄皮膜で「パーカーライジング」は燐酸塩皮膜である。どちらも油っぽくベタつきがあり、防錆力はかなり劣る、特に防錆油が無くなるとほとんど防錆力はなし、より色が黒いのは「黒染め」の方で「パーカーラジング」はやや茶色っぽい。「パーカーライジング」は表面がナシ地になる為、通常塗装の前処理として行われる。現在市販品はほとんど黒染め品です
パーカー(黒染め)
銅
銅は酸素を含んだ水により簡単に腐食される弱い金属で、銅めっきを単独で使う事は装飾めっきでは、ほとんどありま せん。一般には銅メッキの上にニッケルメッキ、さらにその上にクロームメッキなどの下地用として利用されています。工業用の銅めっきは、特に通電性および均一電着性を生かして広く利用されています。その他、古代色メッキを表現する方法として、銅メッキの上に変色防止用の透明塗装皮膜を施して銅色の表面処理とし てのメッキに用いられる場合もあります。
銅メッキ / CUメッキ
GB(茶ブロンズメッキ)
いわゆるGBメッキ。 GBメッキは鉄とステンレスでは処理方法が違い、鉄の場合、下地 に銅メッキを貼った後、特殊な薬品で色づけ研磨をします。 ステンレスの場合は熱処理によりステンレス自体を変色させます。
GBメッキ
赤メッキ 白錆24hr
下地として亜鉛メッキを施した後、クロメート処理の時に特殊な染料溶液に浸漬し、被膜を赤色に付け、最後にクリアコーティングする。耐食性に優れ耐光性もよく、建築金物、弱電部品等の使用され、また部品の識別や、装飾目的にもに使われている。
赤色クロメートメッキ (赤アエン)
青メッキ 白錆24hr
コンクリート用ねじ ピーレスアンカー・ビスコン用メッキ
ブルーカラーメッキ
ダクロダイズド 白錆480hr
グレー系の仕上がり色です。亜鉛とクエン酸を含んだ処理液に漬けて浸漬塗装した後、加熱し素地に焼き付けます。電気亜鉛メッキと比べ耐熱性(400℃まで)・耐食性・防錆性・塩分にも優れています。また工程中塩酸処理を行わないので、もろさの原因となる水素脆性の心配がない。素地は鉄・非鉄金属・軽金属およびそれらの合金類等、広範囲のものが出来る。
ダクロメッキ
ラスパートシルバー 白錆100hr
電気亜鉛メッキを処理後、密着性を良くするための化成処理をして、セラミック材を浸漬塗装した後、加熱してから素地に焼き付けます。 耐食、耐熱性に優れています。特に耐酸性、耐アルカリ性に優れているため屋外用品に適しています。
ラスパート処理
ディスゴ処理
純度の高い亜鉛末を主成分とする防食性に優れたエポキシ系ベース塗料と、上塗り塗料から施される表面処理で仕上りはグレー色。耐薬品性・耐候性・ 耐食性(1000h以上)・耐熱性(300℃)に優れ、特徴として処理工程中での、酸の使用がなく電解工程も無いため、高張力ボルトなどのもろさの原因となる、水素脆性の心配もなく、さらに有毒なクロムを使わない、ノンクロムタイプというという点で自然と人間にやさしい高耐食性防錆用表面処理です。
DISGO
ドブ(溶融亜鉛メッキ)
亜鉛や錫、アルミなどの比較的低融点の金属を溶解した層の中に商品を入れ、それぞれの金属皮膜を付着させるもので、メッキ層と品物との密着性が優れ、剥離が殆どなく鉄鋼部品の防食用として用いられています。電気メッキと比較すると、表面粗さ、外観が劣りますが、メッキの皮膜が厚く耐食性、耐久性に優れています。 ドブとは、溶融亜鉛の槽をドブにたとえ、そこに浸漬する事からこう呼ばれています。また高温の液のなかで天ぷらの衣のようにメッキが着くことから、「天ぷらメッキ」と呼ばれたりもします。一般的にドブ(づけ)といった場合、溶融亜鉛メッキを指します。ネジ類に関しては皮膜の厚さゆえ、ナットはオーバータップにするなどの注意が必要です。
ドブメッキ(天ぷらメッキ)
ハイブリッドフロンコート
相手の金属(鉄・ステンレス・銅・アルミ等)に適合した下地処理を行い、四フッ化エチレン樹脂を使った塗装によりコーティング(ハイブリットフロンコート)し、ベーキングをする。特徴としては、トルク係数が安定し耐食性、耐候性、耐熱性、耐薬品性、耐焼き付き性、耐摩耗性、電気絶縁性等の諸性質を持つ低温焼き付け塗装である。 (耐塩水噴霧3000H以上)
二硫化モリブデン
リン酸マンガンを使って下地処理を行い、乾式皮膜そのものに潤滑性のある固体潤滑皮膜(デリック)によりコート処理を行う。乾燥しているが潤滑性があるという特性を持ち、耐食性にも優れた塗装である。
3価ホワイト
表面処理に多く使用されている有害の6価クロムに代わって、毒性の少ない「3価クロムメッキ」の中で代表的なメッキです色調はユニクロメッキとほぼ同色の白色です。 「3価クロムメッキ」とは3価クロム塩を主成分とするため毒性は無く、廃水処理も簡単のため最有力の「6価クロムフリー」です。 将来的にはクロム化合物を一切使用しない「ノンクロム」処理と考えられます 尚素材のクロム(Cr)自体は無毒で、SUSに含まれるクロムも無害です。
3価クロムクロメート / 3価クロメート
錫メッキ(無光沢)
錫は古くからよく知られている、白色の金属で、表面に安定した薄い酸化膜を形成するため耐食性、安定した光沢性、ハンダ付け性・均一めっき性・柔軟な展延性・潤滑性そして無害と優れた特性があり、銅合金素材へのすずめっきは、特に優れたの耐蝕性(耐塩水)を持っている。
スズめっき
3価ブラック
表面処理に多く使用されている有害の6価クロムに代わって、毒性の少ない「3価クロムメッキ」の黒色メッキです。 「3価クロムメッキ」とは3価クロム塩を主成分とするため、毒性は無く、廃水処理も簡単のため最有力の「6価クロムフリー」です。 将来的にはクロム化合物を一切使用しない「ノンクロム」処理と考えられます 尚素材のクロム(Cr)自体は無毒で、SUSに含まれるクロムも無害です。
3価クロムブラック
テンパー色
焼き戻し加工の際、鋼が空気中の酸素と化合して酸化被膜が表面に出た色のことをいいます。色は焼き戻し温度と時間の違いの関係で変化(淡黄色~灰色)しますが、ばね鋼製品のテンパーカラー色は青系色をしており、着油による防錆処理を行っています。
テンパーカラー (焼き戻し色)
頭部焼付塗装
ネジは締付け後には、見える部分は頭部だけという事が多いため、頭部のみ焼付け塗装します。頭部に上から塗料を吹き付け、加熱して密着させる焼付塗装をします、ネジ部に塗装がかかるとねじが入らなくなることがあります。
パシペート処理
ステンレスが錆びにくいのは、ステンレス中に含まれるクロムが 酸素と結合して表面に酸化クロム被膜(不働態被膜)を作り化学反応性をなくすからですが、稀硝酸に浸すことで、この不働態被膜を化学的に作る処理のことを「パシペート処理」といいます。ステンレス材でもオールステナイト系(303・304・316など)などには、必要ないため処理を施しません。
(不働態被膜)「対ステンレス」
キリンス
錆落しと同時に光沢を出す酸処理法をいいます。 (光沢浸漬法、または化学研磨法)黄銅に行う酸洗いで、キラキラ輝く黄金色の光沢に仕上ります。 耐食性はよくありません。
キリンス処理
ACP処理
アメリカ・ケミカル・ペイント社の商品名です。 色は黒っぽい感じで、電気亜鉛メッキと比較すると防錆力は 落ちますが、オチアイ製品等では、一般的に使用されている 表面処理です。
燐酸塩被膜
メカニカル亜鉛メッキ
水素脆性の全く無い表面処理です。 生地の表面へ亜鉛粉末を叩きつけて塗布したメッキで 電気亜鉛メッキでは処理出来ない、止め輪やプッシュナット 関係に多く用いられます。防錆力は電気亜鉛メッキよりも高いです
黒色酸化被膜
六角穴つきボルト・強力ボルト等の表面被膜で、表面処理をしない場合に、ほとんど施されています。通常+防錆油処理です。テンパーカラー・黒染め・黒色被膜(着色)の総称
ゴールドメッキ
下地に電気亜鉛メッキを貼り、その上に染色タイプのクロム酸のクロメート被膜で金色に色づけします。代用金メッキの色合いに比べやや安っぽい感じのする色で、クレヨンの金色のような色です。なお代用金もゴールドも色合いとして本金メッキの代用として利用されますが、 金属としての金の性質はないので注意が必要です。
KMコート
通常のメッキを施した上に特殊なKMコート処理をし焼き付ける。 耐酸性・耐熱性に優れ、自己潤滑性と耐摩耗性を有するので、機械部品に適する。
亜鉛メッキ
代表的な防錆めっき法として広範囲な分野で活用されています。亜鉛めっきは、主に鉄素地の錆止めに広く用いられています。 通常は亜鉛メッキそのものの耐久性をあげるために、めっき後の<クロメート処理>をかけることによって、亜鉛表面の耐食性が増し、外観の美しさが備わります。 ボルト、ナット等のいろいろな色はこのクロメート処理の色によるものです。 安価のため量産に向いております。
ポリシール
3種類の特殊被膜が積み重なった被膜構造になっており、耐食性・耐薬品性に優れている。また様々な色づけが出来る。
ドライシール
【漏れ防止用シール加工】シールテープの代用として使用 ドライシールは各種油圧機器における配管のねじ部継手及びプラグのシールに使用するシール剤で、シール性能と振動に対する緩み防止効果を持ち合わせています。また樹脂が柔軟のため,かじりを防止しアルミや他の軟質金属,プラスチックなどへの組み込みが容易です。
エフロック
【繰り返し反復使用】可能タイプ・おねじ部分に特殊ナイロン樹脂を融着させる未反応樹脂の利用型。ねじ部品のねじ面に、融着した高性能の調整・緩み止め機能を発揮する。
ロックタイト
【1回限りの半永久型】で化学反応型です。 これらに使用される接着剤は、空気の遮断された状態で金属と接触すると、硬化して強固な固体になる嫌気性接着剤です。 接着剤は、表面の凹凸密着してねじのゆるみを防止し且つシール効果もうまれます。 硬化後は3次元構造の熱硬化性アクリル樹脂となり耐用材・耐薬品性に優れています。また、ネジ接合部の腐食防止にも役立ちます。
ドライロック
【1回限りの半永久型】で化学反応型です。 これらに使用される接着剤は、空気の遮断された状態で金属と接触すると、硬化して強固な固体になる嫌気性接着剤です。 接着剤は、表面の凹凸密着してねじのゆるみを防止し且つシール効果もうまれます
スリーボンド加工
【メック加工】は、ねじ部に高反応性固着剤を特殊加工し、ねじ自体にシールとロック機能をもたせ、加工後はそのまま組み付けるだけで、ロックとシール効果を発揮します。 【シーロック加工】は ボルトなどのねじ部にシール剤を特殊加工し、ねじ自体にシール機能をもたせ、シールテープ、シール剤は一切不要。そのままねじ込むだけで、シール効果を発揮します。
ベーキング
熱処理をした高炭素鋼ねじ(CAP・ハイテン・タッピン・ドリルネジ)組織は粗くなっています。メッキ時の酸洗いや電解によって金属の中に入り込んだ水素を、そのまま放置するとやがて体積が大きくなり、頭飛び ・破断・折れなどの原因となる。そのため組織がもろく(水素脆性)なるのを防ぐ為に180゜C~200゜Cで約4時間以上加熱して水素を追い出す 処理のこと。電気亜鉛メッキ工程とクロメート処理工程の間に行います。
ベーキング加熱法、脆性処理(表面処理ではありませんが参考として)
アルマイト処理
アルミに於いてはごく一般的な表面処理で、正確には「陽極酸化処理」といいます。 アルミニウム素地に、耐食性、耐摩耗性をもたせる処理のことです。 この被膜を染色することを「カラーアルマイト」といい、「白、黒、赤、青、金…」等があります。 なお、アルマイト処理を施すと通電性はなくなります。その他に「タフコート」=アルミニウム・合金の素地に硬質アルマイトとアクリル樹脂組成物が酸イオン化されて、耐磨耗性・硬度を増す、複合皮膜を形成する処理です。 「メタルコート」=「高摺動アルマイト」とも呼ばれアルマイトの多孔性皮膜に金属電解イオンを含侵させ、耐摩耗性 ・耐食性を向上させる処理です。
陽極酸化処理 / 「アルミ/マグネシウム」 / アルマイト / アノダイズ
生地
鉄・ステン・真鍮等の素材の状態の表面色
素地色