■商品
・ステンレス製(SUS410)で十字穴付きのなべ頭（pan　head）と呼ばれますが、小ねじのバインド頭に近い大きい頭部形状ねじです。
・座金とパッキンが一体になった、防水シールパッキン付で外装用鋼板と下地鋼板接合用ねじです。
・正式には”ドリリングタッピンねじ”と言いますが、別名称として　セルフネジ、鉄骨(鉄板)ネジ、また各メーカー名のテックスビス、ピアスネジ等呼ばれています。
・ねじの呼び(サイズ)は頭部を除く、首下径ｘ全長mmです。

■特長
・ドリルねじとは、下穴を開け、タップたて、締め付けを同時に出来る機能を持った複合ねじで、ねじの先端は切り刃先・とがり先の２種類があります。
・ねじの適用板厚はドリルの刃先の長さ（先端のテーパー部は不含）が最大板厚で刃先より厚い板厚は使用できず、最適長さは、刃先部分＋３山を除いた有効長が目安です。
（または、接合材料の厚み＋刃先部分＋5〜10mmnの長さ）

■機能別
・細目ねじ---下地が薄板の場合で保持力と緩み止め効果があります。
・刃先形成---鍛造(フォーミング)が主流ですが、切削(ミーリング)もあります。
・リーマ---木質系材と鋼板の締結の使用する刃先
・アルミ材---SUS305製品

■頭部形状
・下地材（ねじを取付ける材料）の種類や硬さによって、ナベ頭、皿頭、六角頭、フレキ頭、リーマフレキ頭、シンワッシャー、 パンワッシャー、トラス頭、薄平(ノンヘッド)、皿小頭等各種ありますので用途にあった選定下さい。

■その他
・一般品は鉄のメッキ付、ステンレスはSUS410です。
・SUS410材は、焼き入れ性に優れていますが、耐食性は劣りまた磁性があります。
・耐食性重視の場合はSUS304系やスーパーステンレス等選定下さい。

用途により、多くの表面処理の種類があります御参照下さい。