ASL516製のタッピン(タッピング)ねじ Ｓタイプ の皿頭(小頭)形状です。

■ASL516■
ミラクルステンレス(ALS516)は耐食性と硬さを両立させることを目的に開発(日立金属)された13Cr-Ni-Moマルテンサイト系ステンレスです。
耐食性の面でもSUS304やSUSXM7に比べて頭部、ねじ部ともに良好で、充分な硬さと引っ張り強さがあり、しかも適度な靭性があるためタッピンねじのねじ山を変形することなく、正確な雌ねじが形成されます。

■頭部■
通常の皿頭より小さく、頭径は M4=6です。
皿の角度は90度（+2、-0）となります。
取付け時に部材と面一となるため、出っ張りが気になる所に使用します。
材料に皿形状のザグリ加工が必要です。

■寸法■
ねじ径ｘ全長mmです。

■特長■
ねじ部の断面が、オニギリ形状（三角形）になっています。
小ねじと互換性があります。
ピッチが小ねじと同じで径が若干太くなっているため抜き取ったあとに小ねじがねじ込めます。
主に薄鋼板に適しています。


タッピンねじの特徴についてはこちらをご参照ください。