ねじに関する情報
様々な種類のねじがありますが、いったいどれを選んだらいいのか分からない方や、もっとねじのことについて詳しく知りたい方向けの情報を掲載しています。
材質について > 材料記号の意味の説明
一般構造用圧延鋼材
切削加工に使用されている低炭素鋼です。C(炭素)とMn(マンガン)の成分量にとくに規定は無く、P(りん)とS(いおう)の上限が0.05%と定められているだけです。
靱性にすぐれており、冷間加工あるいは溶接加工、曲げ加工も可能です。引張り強さを示す数値の規定があります。溶接代表鋼種は、SS400です。
※参考
鉄鋼材料では、種類記号に続けて製造方法を示す記号が付記されることがあります。
D(Drawning) | 冷間引き抜きの意味 |
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T(Cutting) | 切削の意味 |
G(Grinding) | 研磨の意味 |
冷間圧造用炭素鋼線
冷間圧造に最も多く使用されている炭素鋼は鋼の中では比較的容易に塑性加工が出来る材料で、線材を引抜き・伸線によって冷間加工を行い、若しくは焼き生し処理と組合わせて仕上げられた鋼線。
末尾記号のR(リムド鋼)6品・A(アルミキルド鋼)10品・K(キルド鋼)21品、の成分比率による特性を生かし量産のボルト・ナット・小ねじ等に広く使用されている。炭素量が多くなるほど硬くなり、ボルト、小ねじの場合は8.8までの強度に適します。
機械構造用合金鋼
特に焼入れ硬化性・靭性が高く優れている材料。JIS規格の鋼種記号は含有される合金成分が単一の場合は元素記号をそのまま、2種類以上の時は、元素記号の始めの文字を組み合せ・合金含有量のレベルコ-ド・炭素量の中心値の100倍の数値の順の型番で表示します。