エバタイト(ヤマシナ製)　タッピン(タッピング)ねじの皿頭（中皿）頭形状です。
ステンレス鋼なので耐食性、耐熱性に優れています。

■SUS410■
SUS410はC(炭素)が多い熱処理ができるステンレス鋼の為、硬さを要求されるタッピンねじやセルフドリリングスクリューに使われています。
磁性あります。
Ｃ含有量が高い分、耐食性の面ではSUS304やSUSXM7に比べれば劣ります。

■頭部■
頭部の外径がJIS規格よりやや小さく中皿頭タッピンねじと呼ばれています。
頭部は皿頭形状で、取付け時に部材と面一となるため、出っ張りが気になる所に使用します。
材料に皿形状のザグリ加工が必要です。

■頭部寸法■
頭径はサイズ別に、M4=7mmのみです。
一般的にサッシ用ねじに使用され、座ぐり加工が小さい薄板に適しています。

■寸法■
ねじの呼び(サイズ)は首下径ｘ全長mmです。

■形状■
エバタイトのねじ断面は非円形の形状です。　

■特長■
小ねじとの互換性の特徴があります。(ＣＥ型規格）
タッピンねじとは、相手材（主に鋼材）の下穴を開けた所に、ねじ自らねじ立てをしながら締め付けを行うねじのことです。
ねじ立て作業の手間を省き、塑性加工でめねじを成形するため、切粉が少なです。
ねじ込みが低トルクできる為、多少の下穴のバラツキにも対応でき、強いめねじが形成されます。また保持力が高いため、振動に対してもゆるみ止め効果が大きいのが特長です。

■相手材■
一般鋼材。


タッピンねじの特徴とご選定こちらをご参照下さい。


用途により、多くの表面処理の種類があります御参照下さい。