鉄製のポリウェーブネジはタッピン(タッピング)ねじのJIS２種で、先端に切り込みカット入りB1形のタッピン(タッピング)ねじのなべ座付頭形状です。

■寸法■
ねじの呼び(サイズ)は首下径ｘ首下長さmmです。
(長さ＝材料から外に出る頭部分は寸法に入れず)

■形状■
ねじ頭部はなべ座付きねじで、角度がついた波状の座面付き、平座とばね座を一体成形した形状になっています。
先端2山から2.5山がテーパーになっており、2種タッピンの先端を1/4カットしてあり、カット部は刃の役割をして相手材を削っていきます。
ピッチは１種タッピンより細かいです。

■相手材■
主に薄鋼板及び厚板（5mm以下）樹脂、硬質ゴムに適しています。

■特長■
タッピンねじとは、相手材（主に鋼材）に下穴を開けた所に、ねじ自らねじ立てをしながら締め付けを行うねじのことです。
ねじ立て作業の手間を省き、塑性加工でめねじを成形するため切粉が出ず、ねじ込みが低トルクできる為、強いめねじが形成されます。

ポリウェーブは平座、ばね座を一体成形した作業効率の高いねじで、波状の座面が弾性的に相手材に密着します。
大きな座面が、バネ性効果と座面陥没を防ぎ、振動・衝撃にもゆるまない保持力を保ち、高い緩み止め機能を持ったねじです。


タッピンねじの特徴とご選定はこちらをご参照下さい。

用途により、多くの表面処理の種類があります。御参照下さい。